- 2026年4月28日
関節リウマチの足趾変形に対する手術療法:切除関節形成術と関節温存手術の選択【柏・我孫子のリウマチ専門外来】
関節リウマチ(RA)外反母趾や、指が浮き上がってしまう変形などがあり、これらは歩行時の強い痛みや靴が履けないといった日常生活の大きな支障となります。こうした足のトラブルに対し、近年は薬物療法の進歩とともに手術療法の選択肢も広がっています。
1. 伝統的な「切除関節形成術(ホフマン法など)」
以前から行われてきた標準的な術式が、破壊された関節の一部を切除する「切除関節形成術」です。
- 特徴: 重度の関節破壊や変形がある場合に選択されます。
- メリット: 痛みの原因となる部分を取り除くため、痛みの軽減効果が非常に高く、早期の歩行再開が期待できるのが特徴です。
2. 近年増加している「関節温存手術」
生物学的製剤などの普及により、リウマチの炎症を早期に抑え、骨や関節の破壊を最小限に留められるようになったことで、自分の関節を残す「関節温存手術」が選ばれるケースが増えています。
- 特徴: 骨を切り、形を整える「骨切り術」などを組み合わせ、足の指のアライメント(並び)を改善します。
- メリット: 関節の機能を残せるため、術後の足の機能維持が期待しやすく、変形が中等度までの症例に特に有効です。
3. どちらの術式を選ぶべきか?
医学的な論文データでは、「関節温存手術」の方が機能面でやや優れる可能性が示唆されていますが、症例数がまだ十分ではなく、現時点でどちらが明確に優れているという結論は出ていません。
そのため、当院では患者様の関節の状態や活動性、そして「何を一番に優先したいか(痛みの即時解消か、機能の長期維持か)」といったご希望を伺い、総合的に判断して最適な治療方針を決定し、適切な専門病院へご紹介しています。
足の痛みや変形を「リウマチだから仕方ない」と諦める必要はありません。専門医による適切な薬剤管理と、タイミングを逃さない外科的介入を組み合わせることで、いつまでも自分の足で歩き続ける生活を目指しましょう。










最後に、柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、最新のエビデンスに基づき、症状の背景にある「体の仕組み」まで丁寧に説明しながら、内科・リウマチ・膠原病診療を行っています。
足の変形にお悩みのリウマチ患者様においても、「なぜ現在の関節の状態に適した術式の選択が重要なのか」を専門的な視点から分かりやすくお伝えし、患者様一人ひとりのQOL(生活の質)を第一に考えた治療計画を提案することを大切にしています。
柏市・我孫子市周辺で、足の痛みや変形が進んでしまい、「歩くのがつらい」「自分に合った手術方法を知りたい」とお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。一緒にベストな選択を考えていくことができます。
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