• 2026年7月27日

【柏市我孫子市・頭痛外来】ズキズキ痛む「片頭痛」を速やかに鎮める。最新ガイドラインが明かす急性期治療と薬の正しい飲み方(体の仕組み)

痛みを我慢するのは逆効果。発作の「火消し」を確実に行い、薬物乱用頭痛を防ぐための専門医のアプローチ

「片頭痛が起こると、仕事や家事が手につかなくなる」「市販の痛み止めを飲んでいるけれど、最近あまり効かなくなってきた」——このようなお悩みはありませんか? 片頭痛の発作が起きた際に、痛みを速やかに鎮め、普段通りの生活を取り戻すための治療を「急性期治療」と呼びます。今回は「片頭痛の急性期」にはどのような薬を、どのタイミングで飲むべきかという「体の仕組み」に沿った正しい治療戦略について、柏我孫子の総合内科専門医が解説します。

1. 片頭痛の「火消し」に使う5つの武器

片頭痛の急性期治療には、大きく分けて5つの武器(お薬)があります。① アセトアミノフェン、② 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:ロキソプロフェンやイブプロフェンなど)、③ トリプタン、④ エルゴタミン、⑤ 制吐薬(吐き気止め)です。 アセトアミノフェンやNSAIDsは、安全性が高く安価であり、軽度〜中等度の片頭痛には第一選択となります。しかし、これらの一般的な痛み止めが効かない中等度〜重度の片頭痛や、日常生活に大きな支障が出ている場合には、片頭痛の痛みの原因に直接アプローチする特効薬である「トリプタン」が強力な武器となります。

2. 最適な薬を選ぶ「層別治療(Stratified Care)」

「とりあえず市販の薬を飲んで、効かなければ強い薬に変えよう」という段階的な治療(Step care)を繰り返していると、痛みが長引き、患者様の生活の質(QOL)は大きく低下してしまいます。 そこで現在推奨されているのが、頭痛の「重症度」や「生活への支障度」に応じて、最初から最適なお薬を選ぶ「層別治療(Stratified care)」という考え方です。例えば、いつも寝込んでしまうような重い発作が起きる方には、最初からトリプタンを処方し、確実に痛みの火種を消し止めます。それでも効かない場合は、トリプタンとNSAIDsを「併用」するなど、患者様の状態に合わせた柔軟な組み合わせが有効です。

3. トリプタンのベストな「飲むタイミング」とは?

トリプタンを処方されても、「もったいないから」「副作用が怖いから」と、痛みが我慢できなくなるまで飲むのを控えてしまう方がいらっしゃいます。しかし、これは「体の仕組み」から見ると逆効果です。 痛みが長引くと、脳が痛みに過敏になり、少し触れただけでも痛いと感じる「アロディニア(異痛症)」という状態に陥ります。この状態になってからトリプタンを飲んでも、効果が著しく低下してしまいます。トリプタンは、痛みがまだ「軽度」の段階、あるいは「発作が始まってから1時間以内」の早期に内服することが、最も効果を最大限に引き出すポイントであることが医学的に証明されています。

4. 吐き気への対処と、薬の飲みすぎ(MOH)への注意

片頭痛発作時には、胃腸の動きが悪くなり、吐き気や嘔吐を伴うことがよくあります。この状態で飲み薬を飲んでも、うまく吸収されません。そのため、吐き気止め(制吐薬:メトクロプラミドなど)を一緒に飲むことが非常に有効です。また、吐き気が強くて薬が飲めない場合や、痛みが激烈な場合には、トリプタンの「点鼻薬」や「自己注射薬」といった選択肢もあります。 ただし、どんなに効果的なお薬でも、月に10日〜15日以上など頻繁に飲みすぎると、逆に脳が痛みに過敏になり、「薬剤の使用過多による頭痛(MOH:薬物乱用頭痛)」を引き起こしてしまいます。薬の量が増えてきたと感じたら、決して自己判断せず、専門医による「予防療法」へと治療のステップを進める必要があります。

柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科専門医の視点から、片頭痛の痛みがどのような**「体の仕組み」で起きているのかを的確に分析し、薬の過剰使用を防ぐための正しい鎮痛薬の使い方の指導や、最新の予防薬の提案など、トータルな頭痛管理を行います。当院の内科(頭痛・生活習慣病・リウマチ診療)・発熱外来は土曜日の午後も17時まで診療を行っており、平日お忙しい方の頭痛相談や、急な発作時のお薬の処方にもしっかり対応いたします。また、お顔や顎周りの痛みが「歯や顎関節の異常(噛み合わせなど)」からきている場合、当院の歯科は土曜日午後2時(14時)まで**診療を行っており、医科と連携してお口周りの総合的な評価を行うことが可能です。柏・我孫子エリアで長引く頭痛にお悩みの方は、手遅れになる前にお気軽にかかりつけ医である当院へご相談ください。

■ 受診をご希望の方へ
👉 【医科】(頭痛・かかりつけ医)WEB予約はこちらhttps://melmo-app.com/clinic/673d5e08785f0f0030870bdb/reservation?method=visit

👉 【歯科】(ドライマウス・膠原病関連口腔内ケア・根管治療・小児歯科など)WEB予約はこちらhttp://www.gomidental-kashiwa.com/reservation/

📞 お電話でのご予約・お問い合わせ(健康診断・ワクチンなど)

【医科】:04-7196-7531 【歯科】:04-7191-7081

🏥 柏五味歯科内科リウマチクリニック アクセス 〒277-0902 千葉県柏市大井764-1 バスでお越しの方:千代田常磐線 柏駅東口 東武バス1番乗場(「沼南車庫」「小野塚台」「手賀の丘公園」「布瀬」行き)よりバス15分 「大井」下車 徒歩1分 車でお越しの方:柏駅より約15分

日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会 「頭痛の診療ガイドライン2021」

■関連記事

1. 痛み止めを飲みすぎて頭痛がひどくなっていると不安な方へ

今回の記事でお伝えしたように、片頭痛を悪化させてしまう最大の原因の一つが「市販の鎮痛薬などの飲みすぎ」です。良かれと思って飲んでいた薬が、脳を痛みに過敏にさせてしまう恐ろしい「体の仕組み」と、そこから安全に抜け出し、根本的な予防療法へとシフトするための専門医のアプローチをご案内します。

(作成中)

2. 片頭痛の発作が多すぎて、痛み止めだけでは生活が成り立たない方へ

「薬を飲んでも効かない」「月に何度も発作が起きて仕事に行けない」という方は、痛みを鎮める「急性期治療」の限界を超えています。近年、片頭痛の原因物質(CGRP)を直接ブロックし、発作そのものを起こさせなくする画期的な注射薬(予防薬)が登場しました。現代医学の常識を覆す最先端の治療戦略について解説します。

(作成中)

3. 頭痛だけでなく、顎の痛みや「歯の痛み」が治らない方へ(医科歯科連携)

「頭が痛いと思っていたら、実は顎関節症だった」「歯が痛いのに異常がないと言われた」——顔や頭周りの痛みは、神経が複雑に入り組んでいるため、原因の特定が非常に困難です。医科(神経や頭痛の専門的評価)と歯科(お口や顎の専門的評価)が一つ屋根の下で連携し、痛みの本当の正体を見抜く当院ならではの強みをご紹介します。当院の歯科は土曜日も14時まで診療を行っております。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

ホームページ