- 2026年6月25日
【柏市我孫子市・ワクチン・総合内科】「水ぼうそう」の対処法。大人も要対応。肺炎・脳炎のリスクあり。水痘の体の仕組みと72時間以内の緊急ワクチン
「子どもだけの病気」ではありません。強い感染力と重症化を防ぐための早期治療と家族のワクチン防衛
「子どもが水ぼうそうにかかったけれど、自分は昔かかったか分からない」「大人になってから熱が出て、水ぶくれが全身に広がってきた」——そんなご不安はありませんか?「水痘(水ぼうそう)」は子どもに多い感染症ですが、免疫を持たない大人が初めて感染すると、肺炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こすリスクが高いことが知られています。今回は、厚生労働省などの最新情報に基づき、水痘帯状疱疹ウイルスが全身で引き起こす症状の「体の仕組み」と、発症や重症化を防ぐための抗ウイルス薬や「72時間以内の緊急ワクチン接種」について柏我孫子の総合内科専門医が解説します。
1. ウイルスが全身を巡る「体の仕組み」と大人の重症化リスク
水痘は「水痘帯状疱疹ウイルス」が、空気感染、飛沫感染、接触感染によって体内に侵入することで発症します。小児の場合は比較的軽症で済むことが多いですが、免疫を持たない成人が発症すると重症化しやすく、肺炎や脳炎、髄膜炎といった命に関わる合併症を引き起こすリスクが高まるという体の仕組みがあります。 また、リウマチや膠原病の治療などで免疫を抑えるお薬(免疫抑制薬や高用量のステロイドなど)を使用している方、そして妊婦さんも、重症化のリスクが極めて高いため厳重な注意が必要です。
2. 次々と姿を変える「発疹」と、非常に強い感染力
感染後、約2週間(10〜21日)の長い潜伏期間を経て、発疹が出現する前から発熱やけん怠感が始まります。その後、皮膚が赤くなる「紅斑」から始まり、中に液体を含む「水疱(水ぶくれ)」、「膿疱」、そして最後は「痂皮(かさぶた)」へと進行します。水痘の最大の特徴は、これら様々な進行度の発疹が全身の至るところに混在して現れることです。 感染力は極めて強く、発疹が出る1~2日前からすべての水疱がかさぶたになるまで他人にうつる可能性があります。家庭内での接触による発症率は90%に達すると報告されており、あっという間に広がってしまいます。
3. 早期の「抗ウイルス薬」と「72時間以内」の緊急ワクチン
大人や免疫機能が低下している方など、重症化リスクが高い場合の治療には、ウイルスの増殖を強力に抑え込む抗ウイルス薬(アシクロビルやバラシクロビルなど)が用いられます。このお薬の効果を最大限に引き出すためには、発症から24時間以内に治療を開始することが推奨されています。 さらに、家族など身近な人が水痘を発症し接触してしまった場合、ワクチンを打ったことがない健康な方であれば、接触から「72時間(3日)以内」に水痘ワクチンの緊急接種を受けることで、発症を未然に防いだり症状を軽くしたりする効果が期待できます。
4. ワクチンによる予防と、潜伏するウイルス(帯状疱疹)への備え
水痘は、ワクチン(生ワクチン)を接種することで確実に予防できる病気です。しかし、高用量のステロイドを使用中の方(免疫抑制患者)や妊婦さんは、この生ワクチンを接種することができません。そのため、ご家族を含めた周囲の人が免疫を持ち、家庭内にウイルスを持ち込まない「コクーン(繭)戦略」が重要になります。 また、水痘が治った後も、ウイルスは体内の神経の奥に一生涯潜伏し続け、数十年後に加齢やストレスで免疫が低下した際に「帯状疱疹」として再活性化し、激痛を引き起こすことがあります。50歳以上の方は、専用の不活化ワクチンを接種することで、この再活性化を強力に防ぐことが可能です。
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科・リウマチ専門医の視点から、ウイルスがいかにして全身に広がり重症化を招くのかという**「体の仕組み」を丁寧に紐解きながら**解明し、あなたとご家族の健康を守るための適切な早期治療や、安全なワクチン戦略をご提案します。私たちは、柏・我孫子エリアの皆様が、感染症の重症化や将来の帯状疱疹への不安から解放され、ご家族揃って安心で健やかな毎日を楽しめるよう、全力でサポートいたします。
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- Kenneth M. Kaye. “水痘(水ぼうそう) – 16. 感染症”. MSDマニュアル家庭版, 2023年12月.
- 厚生労働省. “水痘”. 感染症情報.
- 国立健康危機管理研究機構. “水痘”. 感染症情報
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