- 2026年5月2日
【高齢で発症するリウマチ】EORAとは?:「年齢のせい」と思っていませんか?実は治療できる病気です
■ EORAとは?
EORA(エオラ)とは60歳以上で発症する関節リウマチのことです。
正式にはElderly-Onset Rheumatoid Arthritis と呼ばれます。
■ 実は「高齢のリウマチ」は増えています
関節リウマチは「若い女性の病気」というイメージがありますが、
✔ 最近は高齢で発症する方が増加
✔ 男性にも多い
という特徴があります。
■ 一般的なリウマチとの違い
大きな違いは「症状の出方」です。
| 一般的なリウマチ | EORA | |
|---|---|---|
| 年齢 | 30〜50代 | 60歳以上 |
| 関節 | 手・指(小関節) | 肩・膝など(大関節) |
| 性別 | 女性が多い | 男性も多い |
| 検査 | 陽性が多い | 陰性も多い |
EORAでは肩・膝・股関節などの大きな関節に強い炎症が出やすいのが特徴です。
■ こんな症状は要注意
✔ 肩や膝が急に痛くなった
✔ 朝、体がこわばって動きにくい
✔ 数日〜数週間で急に悪化
✔ 全身がだるい・微熱がある
「急に強く出る」のがポイントです。
■ なぜ見逃されやすいのか?
EORAは診断が難しい病気です。
理由は3つあります。
① 血液検査が正常のことがある
リウマチなのにリウマチ因子や抗CCPが陰性のことが多い。
② 「年齢のせい」にされやすい
✔ 変形性関節症
✔ 加齢による痛み
と間違われやすい。
③ 他の病気と似ている
特に重要なのが
- リウマチ性多発筋痛症(PMR)
- RS3PE症候群
専門的な見極めが必要です。
■ 放置するとどうなるか?
関節リウマチは関節の炎症が続くことで骨が壊れる病気です。
放置すると
✔ 関節の変形
✔ 歩行困難
✔ 日常生活の低下
につながります。
■ EORAの治療の考え方
基本は通常のリウマチと同じく早期に炎症を止めること。

軽症 → 少量ステロイド+抗リウマチ薬
中等症 → ステロイド+免疫調整薬を含めた抗リウマチ薬
重症 → 生物学的製剤など
■ ただしEORAは「調整」が重要
ここが最大のポイントです。
■ 高齢者では治療のバランスが重要
✔ 感染症リスクが高い
✔ 腎機能・心疾患など合併症が多い
✔ 薬の副作用が出やすい
そのため「しっかり効かせる」+「安全に使う」
このバランスが非常に重要です。
■ よくある誤解
❌ 年齢だから仕方ない
→ ✔ 治療で改善できる
❌ 検査が陰性だからリウマチではない
→ ✔ EORAでは陰性も多い
❌ 痛み止めだけでよい
→ ✔ 根本治療が必要
■ 受診の目安
次のような方は一度ご相談ください
✔ 肩・膝の痛みが急に出た
✔ 朝のこわばりが続く
✔ 痛みがどんどん強くなる
✔ 原因がはっきりしない関節痛
「年齢のせい」と決めつけないことが大切です。
■ まとめ
EORAは高齢で発症する“治療できるリウマチ”です。
そして最も重要なのは早く気づいて、早く治療すること。
■ 当院の診療について
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは
✔ 高齢発症リウマチの診断・治療に対応
✔ エコーなどを用いた早期診断
✔ 合併症を考慮した安全な治療
を行っています。柏市・我孫子市周辺で「原因の分からない関節痛」「高齢での関節症状」でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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