- 2026年7月31日
【柏市我孫子市・頭痛】子どもが頭を痛がる時。小児・思春期の頭痛の正しい理解と最新ガイドラインが明かす体の仕組み
不登校の原因にもなる「子どもの頭痛」。大人とは違う痛みのサインと、心身両面からの専門的アプローチ
「子どもが頻繁に頭が痛いと訴え、学校を休むことが増えた」「市販の痛み止めを飲ませているが、本当に大丈夫なのだろうか」――お子様の頭痛について、このような不安を抱えている親御さんは少なくありません。 実は、小児や思春期の子どもたちにおいても頭痛は非常にありふれた症状です。しかし、子どもの頭痛は「大人の頭痛のミニチュア版」ではなく、症状の現れ方や治療へのアプローチに特有の「体の仕組み」が存在します。 今回は、小児・思春期にみられる頭痛の特徴から、不登校との関連、そして薬だけに頼らない専門的な治療戦略について、柏我孫子の総合内科専門医が解説します。
1. 実はとても多い「子どもの片頭痛と緊張型頭痛」
子どもの頭痛なんて気のせいだろう、と軽く見てはいけません。わが国の学校を対象とした調査では、高校生の約15.6%が「片頭痛」、約26.8%が「緊張型頭痛」を抱えていることが判明しています。小学生でも片頭痛は約3.5%、緊張型頭痛は約5.4%にみられ、年齢が上がるにつれて増加し、思春期以降は特に女子に多くなる傾向があります。 子どもの片頭痛の大きな特徴は、大人のように頭の片側だけが痛むのではなく、「両側(おでこやこめかみ)」が痛むことが多い点です。また、痛みの持続時間が大人(4〜72時間)に比べて短く、2時間程度でケロリと治ってしまうこともあります。さらに、嘔吐や腹痛、めまいだけを周期的に繰り返す「周期性嘔吐症候群」や「腹部片頭痛」といった症状が、将来の片頭痛のサイン(片頭痛に関連する周期性症候群)として幼児期に現れることも重要です。
2. 危険な頭痛(二次性頭痛)を見逃さない
子どもが突然強い頭痛を訴え、救急外来を受診する原因の中で最も多いのは、風邪などの「ウイルス性感染症(インフルエンザなど)」によるものです。次いで、スポーツ中などの「頭頸部外傷」が多くみられます。脳腫瘍などの命に関わる重篤な病気が原因であることは稀ですが、頭痛で夜や早朝に目が覚める、嘔吐を伴う、けいれんや麻痺があるといった「レッドフラッグ(危険なサイン)」がある場合には、被曝に配慮しながらMRIなどの画像検査による慎重な確認が必要です。
3. 学校生活を脅かす「慢性連日性頭痛」と不登校
子どもの頭痛で最も深刻な問題の1つが、1日に4時間以上の頭痛が月の半分以上(15日以上)続く「慢性連日性頭痛(CDH)」への移行と、それに伴う「不登校・不規則登校」です。 CDHの多くは慢性緊張型頭痛や慢性片頭痛ですが、背景には睡眠障害、いじめ、人間関係などの心理社会的ストレスが深く関与しており、脳が痛みに過敏になってしまう「体の仕組み(中枢性感作)」が形成されています。このような場合、「怠けているだけだ」と叱責したり、逆に「身体の病気ではないから」と放置したりするのは適切ではありません。家庭や学校と連携した環境調整や、心身医学的なサポートが不可欠となります。
4. 薬に頼りすぎない「心と体の治療戦略」
小児・思春期の頭痛治療において第一選択となるのは、十分な睡眠、規則正しい食生活、適度な運動といった「生活習慣の改善(患者教育)」と、ストレスに対処するための「認知行動療法」などの非薬物療法です。 それでも日常生活に支障が出る発作が起きた場合の急性期治療薬としては、「イブプロフェン」や「アセトアミノフェン」が第一選択となります。これらで効果が不十分な場合は、大人と同じように片頭痛の特効薬である「トリプタン(点鼻薬など)」の使用を早期に検討します(※年齢による制限があるため医師の慎重な判断が必要です)。市販の鎮痛薬の飲み過ぎは、逆に頭痛を悪化させる「薬物乱用頭痛(MOH)」を引き起こすため厳禁です。
子どもの頭痛は、成長の過程で自然に良くなることも多いですが、適切なサポートがなければ将来にわたって社会生活に支障を残す可能性があります。お子様の長引く頭痛にお悩みの場合は、決して一人で抱え込まず、専門医にご相談ください。
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科専門医の視点から、お子様の頭痛が筋肉の緊張からきているのか、生活リズムの乱れからきているのか、あるいは心理的ストレスによる「体の仕組み」の乱れからきているのかを的確に分析し、親御様とお子様に寄り添いながら最適な治療・生活指導を行います。当院の内科(頭痛・生活習慣病・リウマチ診療)・発熱外来は土曜日の午後も17時まで診療を行っており、平日学校で忙しいお子様の頭痛相談やお薬の処方にもしっかり対応いたします。 また、思春期のお子様の頭痛や顔周りの痛みが「歯の食いしばりや噛み合わせ、顎関節の異常」からきている場合、当院の歯科は土曜日午後2時(14時)まで診療を行っており、医科と連携してお口周りの総合的な評価を行うことが可能です。柏・我孫子エリアでお子様の長引く頭痛や不登校にお悩みの方は、手遅れになる前にお気軽にかかりつけ医である当院へご相談ください。
■ 受診をご希望の方へ
👉 【医科】(頭痛・かかりつけ医)WEB予約はこちらhttps://melmo-app.com/clinic/673d5e08785f0f0030870bdb/reservation?method=visit
👉 【歯科】(ドライマウス・膠原病関連口腔内ケア・根管治療・小児歯科など)WEB予約はこちらhttp://www.gomidental-kashiwa.com/reservation/
📞 お電話でのご予約・お問い合わせ(健康診断・ワクチンなど)
【医科】:04-7196-7531 【歯科】:04-7191-7081
🏥 柏五味歯科内科リウマチクリニック アクセス 〒277-0902 千葉県柏市大井764-1 バスでお越しの方:千代田常磐線 柏駅東口 東武バス1番乗場(「沼南車庫」「小野塚台」「手賀の丘公園」「布瀬」行き)よりバス15分 「大井」下車 徒歩1分 車でお越しの方:柏駅より約15分












日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会:頭痛の診療ガイドライン 2021
■関連記事
1. 痛み止めを飲ませすぎて頭痛がひどくなっていると不安な親御様へ
子どもが痛がるのを見るのが辛くて、つい市販の鎮痛薬を頻繁に飲ませてしまっていませんか。良かれと思って飲ませていた薬が、逆に子どもの脳を痛みに過敏にさせ、毎日続く頭痛(薬物乱用頭痛)を引き起こしてしまう恐ろしい「体の仕組み」があります。その負の連鎖から安全に抜け出すための専門医のアプローチをご案内します。
2. 子どもの頭痛発作が起きたときの「正しい痛みの消し方」を知りたい方へ
「単なる寝不足からくる頭痛だと思っていたら、実は片頭痛だった」というケースは小児・思春期でも非常に多く存在します。片頭痛の場合は、市販の痛み止めだけでなく「トリプタン」という特効薬を使うことで劇的に症状が改善することがあります。痛みの火種を確実に消し止めるための、体の仕組みに沿った服薬のコツについて解説します。当院の内科は土曜日の午後も診療を行っております。
3. 頭痛だけでなく、顎の痛みや「歯の痛み」を訴えているお子様へ(医科歯科連携)
「頭痛だと思っていたら、実は寝ている間の強い歯の食いしばり(ブラキシズム)や顎関節症が原因だった」ということは、ストレスを抱えやすい思春期のお子様にも少なくありません。医科(神経や頭痛の専門的評価)と歯科(お口や顎の筋肉・噛み合わせの専門的評価)が一つ屋根の下で連携し、痛みの本当の正体を見抜いて解決に導く当院ならではの強みをご紹介します。当院の歯科は土曜日も14時まで診療を行っております。
柏五味歯科内科リウマチクリニック
ホームページ