• 2026年7月31日

【柏市我孫子市・頭痛外来】アイスピック頭痛から睡眠時頭痛まで。片頭痛でもない「第4の一次性頭痛」と体の仕組み

咳や運動、睡眠が引き金に?見逃されがちな特殊な頭痛のサインと、専門医による的確な「火消し」アプローチ

「頭の同じ場所が数秒間だけチクチク刺すように痛む」「目覚まし時計のように、夜寝ている時だけ頭痛で目が覚める」——このような、少し変わった頭痛を経験したことはありませんか? 原因となる別の病気がない慢性頭痛(一次性頭痛)といえば「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛(三叉神経・自律神経性頭痛)」の3つが有名ですが、実は国際頭痛分類(ICHD-3)では、これら以外の特殊な頭痛を「その他の一次性頭痛疾患」として分類しています。 今回は、日常に潜む見逃されがちな特殊な頭痛が起こる「体の仕組み」と、その適切な対処法について柏我孫子の総合内科専門医が解説します。

1. 数秒の激痛「一次性穿刺様(せんしよう)頭痛」

通称「アイスピック頭痛」とも呼ばれるこの頭痛は、頭の一部をアイスピックで鋭く刺されたような痛みが、数秒(多くは3秒以内)だけ一過性に走るのが特徴です。痛みの間隔は不規則で、1日に何度も起こることがあります。痛みの時間はごくわずかですが強烈であるため、一般的な痛み止めは効く前に痛みが去ってしまいます。しかし、このタイプの頭痛には「インドメタシン」という特定の鎮痛薬をあらかじめ予防的に飲むことが非常に有効であることがわかっています。

2. 夜の目覚まし時計「睡眠時頭痛」

主に50歳以上の方に多く、睡眠中にのみ頻回に起こり、頭痛のために目が覚めてしまうという特徴的な頭痛です。この頭痛の非常にユニークな「体の仕組み」として、治療や予防に「カフェイン」が著効するという点があります。痛みで目が覚めた時にコーヒーを1杯飲んだり、あらかじめ就寝前に飲んでおくことで発作を防ぐことができるケースが多く、医療現場でも治療の選択肢として推奨されています。

3. 圧力や血圧が引き金「咳嗽性(がいそうせい)・運動時頭痛」

咳やくしゃみ、あるいはいきむ動作(腹圧がかかる動作)によって瞬時に引き起こされる「一次性咳嗽性頭痛」や、激しいスポーツ中やその後に誘発される「一次性運動時頭痛」などがあります。これらもインドメタシンが有効なケースが多いですが、初発の場合には、脳脊髄液の漏れ(低髄液圧症候群)や、脳の血管の異常といった別の病気が隠れていないかを画像検査で必ず確認する必要があります。

4. 危険な頭痛の完全否定が絶対条件「一次性雷鳴頭痛」

雷に打たれたように、突然発症し1分未満で痛みがピークに達する激しい頭痛を「雷鳴頭痛」と呼びます。雷鳴頭痛が起きた場合、くも膜下出血や脳血管の攣縮(RCVS)、動脈の解離といった「命に関わる二次性頭痛」を真っ先に疑わなければなりません。「一次性雷鳴頭痛」という診断は、高度なMRIなどの画像検査や髄液検査を徹底的に行い、脳の危険な物理的異常が「すべて完全に否定された場合」にのみつけられる、非常に慎重な最終診断名です。

柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科専門医の視点から、その頭痛が筋肉の緊張からきているのか、血管の拡張からきているのか、あるいは危険な脳の病気が隠れているのかという**「体の仕組み」を的確に分析し、薬の飲み過ぎ(MOH)を防ぎながら最適な治療方針をご提案します。当院の内科(頭痛・生活習慣病・リウマチ診療)・発熱外来は土曜日の午後も17時まで診療を行っており、平日お忙しい方の頭痛相談や急な発作時のお薬の処方にもしっかり対応いたします。また、顔や頭のチクチクとした痛みが「歯の神経の異常(非歯原性歯痛)」や「顎関節症」からきている場合、当院の歯科は土曜日午後2時(14時)まで**診療を行っており、医科と連携してお口周りの総合的な評価を行うことが可能です。柏・我孫子エリアで原因不明の長引く頭痛にお悩みの方は、手遅れになる前にお気軽にかかりつけ医である当院へご相談ください。

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日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会:頭痛の診療ガイドライン 2021

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