- 2026年6月15日
【柏我孫子市・歯科】「歯が欠けた・抜けた」時の正しい応急処置:牛乳で保存?2時間以内の行動が運命を分ける:根管治療専門医が解説
絶対にティッシュで包まないで!抜け落ちた歯を救う「タイムリミット」と保存法
「子供が転んで歯を強く打った」「スポーツ中に人とぶつかって歯が折れた(抜けた)」といった予期せぬトラブルは、日常的に起こり得ます。このように、外部からの強い衝撃で傷ついた歯を「外傷歯(がいしょうし)」と呼びます。いざという時に慌てず、大切な歯を残すための「正しい応急処置」と注意点を柏我孫子の根管治療専門医がていねいに解説します。
1. 見た目は平気でも要注意?外傷歯のサイン
歯をぶつけた直後は「欠けてもいないし、血も出ていないから大丈夫」と安心しがちです。しかし、強い衝撃を受けた歯は、後になってから「神経が死んでしまう」ことがあります。数週間から数ヶ月経って、「むし歯でもないのに歯ぐきが腫れてきた」「歯の色が黒っぽく変色してきた」といった症状が現れた場合は、歯の内部で神経が死んでいるサインです。放置すると根の周囲に炎症が広がるため、早急な受診が必要です。
2. 歯が欠けた(折れた)、めり込んだ場合
歯の先端が少し欠けた程度であれば、詰め物で綺麗に修復できますが、歯の根元深くで折れてしまった場合は、神経をとる治療や、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。また、衝撃の方向によっては、歯が骨の奥に「めり込む」ことや、顎の骨の骨折、顎の関節にまで大きなダメージが及ぶことがあります。ご自身で「大丈夫」と判断せず、必ずレントゲンで内部の骨や神経の状態を確認してもらいましょう。
3. 歯が「丸ごと抜けた」時のタイムリミットは2時間!
最もパニックになりやすいのが、歯が根っこごと完全に抜け落ちてしまった場合(歯牙脱臼:しがだっきゅう)です。しかし、条件が良ければ元の穴に戻して骨にくっつける(再植)ことが可能です。そのための成功の鍵は「保存方法」と「スピード」です。 抜けた歯の根の回りには、骨と結びつくための大切な組織が生きています。これを生かしたまま歯科医院へ持ち込むための「絶対のルール」は以下の通りです。
- 乾燥させない:絶対にティッシュなどに包んで持っていかないでください。
- 水で洗わない:根っこを指で触ったり、ゴシゴシ水道水で洗ったりすると大切な組織が死んでしまいます。
- 「牛乳」や「保存液」に入れる:冷たい牛乳や、コンタクトレンズの保存液(生理食塩水)に入れて持参するか、なければお口のほっぺたの内側に含んだまま、急いで病院へ直行してください。
タイムリミットは理想として「2時間以内」です。適切な保存状態ですぐに処置を行えば、再びご自身の歯として機能する可能性が高くなります。突然の事故にも冷静に対応できるよう、正しい知識をあらかじめ身につけておきましょう。







柏歯科医師会
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科・リウマチ専門医と歯科医師が連携し、お顔やお口への強い衝撃が、歯の神経だけでなく顎の関節や周囲の骨にどのようなダメージを与えているのか、「体の仕組み」を丁寧に紐解きながら多角的に診断いたします。私たちは、柏・我孫子エリアの皆様が、予期せぬトラブルや怪我に見舞われた際にも、焦らず迅速で適切な処置を受け、生涯にわたりご自身の歯で健やかに過ごせるよう全力でサポートいたします。
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