- 2026年6月15日
【医科歯科連携】現代人は噛む回数が激減?「よく噛むこと」がもたらす5つの驚くべき健康効果:むし歯からメタボ・認知症予防まで~柏我孫子市の総合内科専門医と根管治療専門医が解説
噛む力は体重と同じ!一生ご自身の歯で食べるための「8020運動」
普段、食事のときに自分が何回噛んでいるか意識したことはありますか?弥生時代の人は1回の食事で約4000回、戦前の人でも約1400回噛んでいましたが、現代人はわずか「600回程度」まで激減していると言われています。 実は、健康な状態の歯が持つ「噛む力(最大咬合力)」は、ご自身の体重と同じくらい(体重60kgの人なら60kg)の非常に強い力があります。しかし、むし歯や歯周病で歯を失い、総入れ歯などになってしまうと、この噛む力は大幅に低下してしまいます。80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという「8020(ハチマルニイマル)運動」が推奨される理由は、健康な歯があってこそ、しっかりと噛み、美味しく食事を楽しむことができるからです。
今回は、今日からすぐに実践したくなる「よく噛むこと」の5つの素晴らしい効果を柏我孫子の総合内科専門医と根管治療専門医が連携しご紹介いたします。
1. むし歯・歯周病の予防
よく噛むことで「唾液」が豊富に分泌されます。唾液が増えると、お口の中の汚れを洗い流す自浄作用が高まるだけでなく、食後の酸性に傾いたお口の中を素早く中和し、むし歯や歯周病を強力に予防してくれます。
2. 肥満予防(メタボリックシンドローム対策)
よく噛むと、全身の細胞が活性化して熱エネルギーを消費しやすくなります。さらに、ゆっくり噛んで食べることで、食事中から栄養の吸収が始まり血糖値が適度に上昇するため、脳の満腹中枢が刺激され、少ない量でもしっかりと満腹感が得られます。これは最強のダイエット・メタボ予防です。
3. ぼけ(認知症)の防止とアンチエイジング
噛むという運動は、脳の血管を拡張させ、脳に新鮮な血液と酸素を送り込みます。これにより脳が覚醒し、認知機能の低下を防ぎます。さらに、よく噛むことで唾液腺から「パロチン」という若返りホルモン(老化防止物質)の分泌が促進され、全身のアンチエイジングにも繋がります。
4. ガン予防への期待
唾液の中には「ペルオキシターゼ」という酵素が含まれており、発がん性物質が作り出す有害な「活性酸素」を消去する働きがあります。一口につき約30回(30秒)よく噛んで、食べ物と唾液をしっかり絡ませることで、食品の持つ毒性が1〜2割に薄まると言われています。
5. お子様の心身の健やかな成長
発育期によく噛むことは、味覚を正しく発達させ、綺麗な歯並びや正しい発音を促します。また、よく噛まない子どもはストレスを抱えやすく、「キレやすい」傾向があることも調査で分かっています。噛むことは、心の安定にも直結しているのです。
まずは今日の食事から、いつもより少しだけ「噛む回数」を意識してみませんか?それが、全身の健康を守る第一歩になります。なにかお困りのことがありましたら当院へどうぞ。










柏歯科医師会
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、歯科と内科の専門医が連携し、「噛むこと」や「唾液の働き」が、全身の代謝、免疫、そして認知機能にどのように深く関わっているのか、「体の仕組み」を丁寧に紐解きながら予防医療に取り組んでいます。私たちは、柏・我孫子エリアの皆様が一生涯ご自身の歯で美味しく食事を楽しみ、心身ともに健やかな毎日を送れるよう全力でサポートいたします。
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