- 2026年7月30日
【柏市我孫子市・頭痛】頭が締め付けられる重い痛み「緊張型頭痛」。筋肉と脳が過敏になる体の仕組みと最新治療
肩こりや首の張りと連動する痛み。鎮痛薬の罠(MOH)を避け、心身のアプローチで慢性化を防ぐ医学的証明
「頭全体がギリギリと締め付けられるように痛む」「首や肩のひどい凝りを伴い、夕方になると頭が重くなる」――このような症状にお悩みではありませんか? これは「緊張型頭痛」と呼ばれる、一次性頭痛(原因となる他の病気がない頭痛)のなかで最も多くの人が悩まされている頭痛です。片頭痛のようにズキズキと脈打つような痛みや吐き気を伴うことは少なく、動いても痛みが悪化しないのが特徴です。 今回は、緊張型頭痛が慢性化してしまう「体の仕組み」と、薬だけに頼らない専門医の最新治療アプローチについて、柏我孫子の総合内科専門医が解説します。
1. 筋肉の緊張から脳の過敏化へ(体の仕組み)
緊張型頭痛は、発作の頻度によって「稀発反復性(月に1日未満)」「頻発反復性(月に1〜14日)」「慢性(月に15日以上)」の3つに分類されます。 たまに起こる反復性の緊張型頭痛は、精神的なストレスや長時間のデスクワーク不良姿勢などにより、頭や首周りの筋肉が緊張し、血流が悪くなって発痛物質が蓄積する「末梢性感作」が主な原因と考えられています。 しかし、頭痛が慢性化して「慢性緊張型頭痛」になると、筋肉からの痛みの信号が長期間続くことで、脳や脊髄の痛みを感じるセンサー自体が異常に過敏になってしまう「中枢性感作」という恐ろしい状態に陥ります。こうなると、ちょっとした刺激でも脳が「痛い」と誤認してしまう体の仕組みが形成され、連日のように頭痛に悩まされることになります。
2. 急性期治療と「痛み止めの罠」
頭痛が起きた時の急性期治療としては、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:ロキソプロフェンやイブプロフェンなど)を使用します。 ここで絶対に気をつけなければならないのが、「薬の飲みすぎ」です。市販薬を含む痛み止めを1週間に2〜3日以上、慢性的に飲み続けていると、脳が痛みにさらに過敏になり、「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛:MOH)」というさらに厄介な頭痛を引き起こしてしまいます。薬が手放せなくなっている方は、自己判断での服薬を速やかに見直す必要があります。
3. 慢性化を断ち切る「予防療法」
頭痛が頻繁に起こる場合や、痛み止めの効きが悪くなってきた場合には、頭痛が起こること自体をあらかじめ防ぐ「予防療法」を行います。 驚かれるかもしれませんが、緊張型頭痛の予防薬の第一選択となるのは「抗うつ薬(アミトリプチリンなど)」です。これはうつ病だから処方されるわけではなく、これらの薬が脳内の痛みを抑える神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン)を増やし、過敏になった脳のセンサー(中枢性感作)を鎮めるという、非常に理にかなった「体の仕組み」を持っているためです。
4. 薬に頼らない「多角的アプローチ(非薬物療法)」
緊張型頭痛の治療において、薬と同じくらい重要なのが「非薬物療法」です。 筋肉の緊張を解きほぐすための頭痛体操やストレッチなどの理学療法、ストレスに対する心身の反応をコントロールするリラクセーション法や認知行動療法などを組み合わせることで、頭痛の軽減が期待できます。特にストレスや不安、うつ状態は緊張型頭痛を悪化させる最大の要因であるため、心と体の両面からのアプローチが不可欠です。
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科専門医の視点から、頭痛が筋肉の緊張(末梢)からきているのか、脳の過敏(中枢)からきているのかという**「体の仕組み」を的確に分析し、薬の飲み過ぎ(MOH)を防ぎながら、最適な予防薬の処方や生活指導を行います。当院の内科(頭痛・生活習慣病・リウマチ診療)・発熱外来は土曜日の午後も17時まで診療を行っており、平日お忙しい方の頭痛相談やお薬の整理にもしっかり対応いたします。また、緊張型頭痛と非常に間違われやすい(あるいは合併しやすい)のが、「寝ている間の強い歯の食いしばり」や「顎関節症」による頭から顎にかけての痛みです。当院の歯科は土曜日午後2時(14時)まで**診療を行っており、医科と連携してお口周りの筋肉や噛み合わせの総合的な評価を行うことが可能です。柏・我孫子エリアで長引く頭痛にお悩みの方は、手遅れになる前にお気軽にかかりつけ医である当院へご相談ください。
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日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会:頭痛の診療ガイドライン 2021
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